WindowsからMacに移行した人が必ず戸惑うのが「Deleteキーの動作」。

Windowsの Delete は「カーソル右側を削除」しますが、Macの delete は「カーソル左側を削除」する動き(Backspaceと同じ)です。

この記事では、MacでWindowsと同じように右側の文字を削除する方法をまとめました。ショートカットの基本、外付けキーボードの利用、そしてキーリマップアプリ「Karabiner-Elements」を使った応用まで網羅します。

スポンサーリンク

基本:ショートカットで右側を削除する

Forward Delete(カーソル右側を削除)

MacでWindowsの Delete と同じ動作をするには、以下のショートカットを使います。

fn + delete

  • delete 単体 … カーソル左側を削除
  • fn + delete … カーソル右側を削除(Windowsと同じ動き)

便利な削除ショートカット

  • Option + delete … カーソル左側の単語を削除
  • Control + D … カーソル右側の1文字を削除(アプリによって有効)
  • Command + delete … テキストフィールドで行全体を削除(エディタ依存)

外付けキーボードでDeleteキーを使う

テンキー付きのフルサイズキーボードを使えば、独立した Delete キーが搭載されており、Windowsと同じ感覚で利用できます。

Mac対応フルサイズキーボードをAmazonで探す
Magic Keyboard(テンキー付き)を探す

応用:Karabiner-Elementsでキーリマップする

もっと自然に「Delete」を使いたい人には、無料のキーリマップアプリ Karabiner-Elements が便利です。これを使えば、Macの delete を Windows風に設定できます。

Karabiner-Elementsとは?

Mac用の強力なキーボードカスタマイズツール。任意のキーに別の機能を割り当てたり、ショートカットを簡単に変えられるアプリです。

設定の流れ

  1. 公式サイトから Karabiner-Elements をダウンロード&インストール。
  2. アプリを起動し「Simple Modifications」を開く。
  3. 「Add item」で delete_or_backspaceforward_delete に割り当てる。
  4. これで delete キーが WindowsのDeleteキーと同じ「右側を削除」動作に!
設定例:

“from”: {“key_code”: “delete_or_backspace”},

“to”: [{“key_code”: “delete_forward”}]

※キーの入れ替えはシステム全体に影響します。慣れるまではショートカット併用をおすすめします。

まとめ

MacでWindows風のDeleteを使う方法は3つあります。

  • fn + delete で「右側削除」をする(最も手軽)。
  • フルサイズの外付けキーボードを使う(自然な使い心地)。
  • Karabiner-Elementsでキーをリマップする(完全にWindows風)。

ちょっとした工夫でMacでもWindowsのDeleteキーと同じ操作が可能になります。自分の作業スタイルに合わせて、ぜひ試してみてください。