JUDY AND MARYのギタリスト、TAKUYAさんの特徴的なサウンドは、ストラトキャスターのシングルコイルの魅力を最大限に引き出し、クランチ気味のマーシャルアンプと、効果的な空間系エフェクトを組み合わせたものです。
今回は、ZOOM MS-50G+の最大6つのエフェクトスロットをフル活用し、彼の代表的なサウンドを再現するセッティング例をご紹介します。使用ギターはストラト、アンプはマーシャルを想定しています。
⚡️ 基本クランチトーン (例: 「Over Drive」「そばかす」)
シングルコイルの粒立ちを活かしつつ、適度な歪みと抜けの良さを両立させた基本のセッティングです。
| SLOT | エフェクト名 | パラメータ | 設定値の目安 |
|---|---|---|---|
| 1 | Compressor (Dyn Compなど) | SENS ATTACK LEVEL |
6.0 5.0 80 |
| 2 | Overdrive (T Screamなど) | GAIN TONE LEVEL |
3.0 6.0 70 |
| 3 | Amp Sim (MS 1959など) | GAIN TREBLE MIDDLE BASS PRESENCE LEVEL |
35 5.0 6.5 5.5 6.0 70 |
| 4 | Chorus (StereoCho) | DEPTH RATE MIX |
50 2.0Hz 40 |
| 5 | **Delay** (AnalogDly) | TIME FEEDBACK MIX |
350ms 30 20 |
| 6 | **Reverb** (Hall) | DECAY TONE MIX |
3.0s 5.0 15 |
💡 POINT (基本クランチトーン)
- 歪みはODとAmp Simのゲインを低めに設定し、あくまでクランチ(割れる直前)のトーンを目指します。
- Chorusは必須。RATEは遅めにし、奥行きと揺らぎを与えます。
- Compressorでピッキングの粒立ちを整え、コードの分離感を向上させます。
🚀 リード/ソロトーン (例: 「Lover Soul」ソロ)
上記の基本トーンを元に、さらにゲインと音量、サスティンをブーストして粘りのあるソロサウンドを作ります。
(基本トーンのセッティングから、以下のスロットを変更/強調します)
| SLOT | エフェクト名 | パラメータ | 変更後の目安 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| **2** | **Overdrive** (T Screamなど) | GAIN LEVEL |
**6.0** **90** |
歪みと音量をブースト |
| **3** | **Amp Sim** (MS 1959など) | GAIN | **45** | さらに歪みを付加 |
| **4** | **Delay** (AnalogDly) | TIME FEEDBACK MIX |
450ms **40** **35** |
残響を強調し、音に厚みを出す |
| **5** | **Modulation** (Phaserなど) | RATE DEPTH |
1.0Hz 60 |
ソロに動きと浮遊感を加える |
📝 MS-50G+とアンプ接続のヒント
- **アウトプット設定の確認:** MS-50G+の「アウトプット」設定を、アンプインプット接続に適した「**Stack Front**」や「**Combo Front**」などに設定しましょう。
- **アンプ側の設定:** 接続するマーシャルアンプ側は、できるだけ**クリーン**に設定(GAIN低め、MASTER高め)し、MS-50G+で作り込んだトーンが直接出るようにします。
これらの設定をベースに、お持ちのギターやアンプの特性に合わせてパラメータを微調整することで、よりTAKUYAさんのサウンドに近づけることができるでしょう。


